- 2021年5月に本会主催で開催された「ラクトフェリンフォーラム2021」で、ラクトフェリンを機能性関与成分とする食品を「機能性表示食品」として消費者庁に届出た企業の発表に対して、届出文書中に、他社の届出文書が無断で流用されていると聴講者から指摘がありました。
- 本会は当該届出文書中に、他社の届出文書や第三者の論文から流用されている部分があることを確認し、 「機能性表示食品」を届出た企業に対して、経緯の説明、届出文書の修正、再発防止策の徹底を求めました。
- 同社からは、引用元の届出書類を作成した複数の企業に謝罪し、引用許可を得たとの説明を2022年4月に受けました。
- 2023年5月に届出文書の修正がなされ、無断引用された論文が引用文献リストに追加されたことを確認しました。
- 会員・賛助会員におかれましては、論文等の発表にあたっては研究倫理を遵守するのは勿論のこと、知的財産権・著作権など他者の権利を侵害することのないよう注意し、ラクトフェリンや機能性食品に対する信頼性が損なわれることのないように努めてください。
2023年9月 日本ラクトフェリン学会